若い時から、ご法の仲間に加えて頂き
私も会員として、仏教徒の端くれであると
思ってきましたが、
今月のご法話を読ませて頂き、
自分は今まで何をしてきたのだろうと
考えるようになりました。
奈良教会50周年を迎え、
これまでの人生の中で苦しい時があったり
希望を失くしそうな時もありましたが
その度に、たくさんのやさしい先輩や
サンガの方に支えて頂き、おかげさまで、
今は安心の中に居させて頂いています。
教義を学ばせて頂く機会も
幾度となく与えて頂きました。
でも、今月の会長先生のご指導、
貪欲、瞋恚、愚痴の三毒
ことに瞋恚をどう抑えるか
というテーマについては
まことに恥ずかしい自分が見えてきました。
特に家族の前では、何の遠慮もなく
そのままの自分が出てしまいます。
「あー、また、やってしまった。」
と、反省したり、落ち込んだりの
繰り返しの連続です。
そんな時、年をとってきた
お母さんに関わる時に
ついつい、昔のお互いの
いろいろな出来事がよみがえって
やさしく、ふれあえず、
言い争いになってしまう
という会員さんのことが
私の耳に入ってきました。
その会員さんに関わって下さっている方に
対して、
「怒りの感情を持ってしまったら、
それ以上は、お互いに相手を思いやることは
むずかしくなりますよね。
今月の佼成を、もう一度、
読み直してみて下さいネ!」
と言いながら、
仏さまは私の目の前に
この親子を出してくださっていると
感じました。
今月こそは、小我にもとづく
自己中心の瞋恚の感情をコントロールして
時には自分が損を引き受けて
「そうだね、そうだね、どうぞ、どうぞ。」
と、悠々とした心で、この一か月を
過ごす努力をさせて頂きます。 合掌
西大和支部 Y支部長
万陽だより
支部長コラム
2023.10.1