【佼成7月号】
(朗読 MP3)
6月中におかげさまで
各支部での支部大会が
無事に行うことができました。
改めてお受入れ下さいました
寺社の関係各位に対しまして
感謝申し上げます。
また、準備から実施に向けて
多くの方々のご協力を頂戴しましたことや
喜びをもって参加くださった
皆様に御礼申し上げます。
そんな中、6月17日(土)に
2代目の奈良教会長でありました
小野恵子元教会長の訃報に際し
多くのご縁ありました皆様には
ご当家のご意向を真摯に
お受けくださいましたこと
重ねて感謝いたします。
私は教会の代表として
19日の告別式に参列を
させて頂くことができました
その際の当日の様子については、
20日のミニ説法会にも
ご紹介しましたので
関心のある方はそちらをご参照ください。
この一連の出来事から、
大いなるいのちの不思議さを
感じることばかりでした。
17日は小野元教会長の
誕生日でもありました。
その翌日は支部大会の
最終実施日であり
その終了に合わせるように、
訃報が届いたのでした。
更に皆さんにご報告した
6月20日は初代竹内元教会長の
祥月ご命日という、
不思議な日程に私たちの
50周年は唯の行事ではなく、
多くの先達の精進の礎の上に
連なった意義ある時代を、
ともに過ごしていることが
できているという、
大きな安心感に包まれているような
心持にならせて頂きました。
「別れは悲しい事ではあるが
不幸ではない」
と仰って頂いていた会長先生の
お言葉が染みてくるようです。
それでは、7月佼成ご法話
「身心を養う「食」とは」
を学ばせて頂きたいと思います。
前項「四つの栄養」から
なんのために栄養を摂るのか?
と投げかけられると、
漫然と食事をしていたことに
気づかされるばかりです。
当然、生命維持のためではありますが、
仏教的な捉え方には生命維持のみではなく、
含め四つ(四食/しじき)は
【「食」とはもちろん
健康な体を保つための食べ物や
飲み物のことですが(中略)
つねに人を思いやることが
できる人間になるために、
心に良質の栄養を取り入れることが大切】
ということには、
どのような価値があるものに、
出会い、糧として、
身につけていくかを
生活の指針としていくことを
促されているように受けとめます。
後項の「何ごともバランスよく」では、
少々飛躍しますが、
先ずもって近年には
諸家庭の状況によって
十分な生活をも難しく、
有るか無いかという選択さえ
できない状況の方も潜在的に増えて
きていることも伝えられています。
有るということは
生命維持に必要な条件ですから、
誰でも感謝の念を持つことができる
大切な受けとめ方ではないでしょうか。
それを踏まえてみると、
何を食べ、何を食べないか、
と選ぶ基準は人それぞれです。
健康に良いという基準もあれば、
好き嫌いによる基準で選択できる
恵まれた環境を鑑みた時に、
どのような人間になれるかという選択も
私達は出来るのではないでしょうか。
仏さまの教えという、
最高の栄養をどのように出会い、
受けとめ、いただくことで、
あらゆるおかげさまに感謝する
人生を溌溂と歩んでいけるよと、
これまでに関わりを下さった方々に
改めて言って頂いたように
聞こえて参りました。
最後に、7月23日(日)は
支部大会のかみしめとして
開祖さまや会長先生の秘書として
長く務められた佐藤常務理事の
ご来寧のお手配をいただきました。
私たちの師である開祖さまの息吹を
ご一緒に感じてみませんか。
心よりお待ち申しております。
合 掌
立正佼成会 奈良教会長 中村浩士拝
まほろば 奈良教会長コラム
令和五年 7月度 ご法話を学んで
2023.7.1