私は、車を運転していて、
電柱に衝突する事故をおこしました。
車は大破して衝撃を思えば命を
おとしていたかもしれませんでした。
怪我は、肋骨骨折でしたが、
本当に仏様に護って貰い
命を頂きました。
自宅での療養中は痛みで思うように
体が動かせず、安静にしていました。
私の事を心配してサンガの皆さん、
地域の方が食料品、
生活必需品を届けて下さって、
温かい心に感謝させて頂きます。
私は,先々の生活に不安を感じて、
仕事に行っていました。
お金も貯める事はできましたが
「私も人様の為に、役にたちたい。」
と思い、今までの生活を見直し、
必要ないものを買わなければ、
生活はできます。
私は菩薩行をさせて頂く事を決め、
退職することを会社に
伝えさせて頂きました。
そして、事故から護って頂いた
感謝の気持ちで、
お布施をさせて頂きました。
「布施は慈悲の実践」
と教えて頂きました。
会員のAさんは、
パーキンソン病を患っています。
「その日の体調によって、
薬が効かない時がある。
体に力が入らず動けない時もあって、
主人が帰って来るまで
不安な日もある。」
と話してくれました。
Aさんの不安な気持ちに寄り添い、
不安が和らぐようにと時間が
ある時はAさんの側に
居させて貰っています。
薬が効いていて、
体が動く間に食事を作ったり、
家の事をしているAさんの姿を通して
「私は体が動くのに、
自分の事ばかりしていた」
と思い、もっと人様の為に動いて、
お役にたたせて頂こうと思いました。
つらさや、悲しみの中にいる
人の心に寄り添い、
安らぎを与えられる私になれるよう
精進させて頂きます。合掌
吉野支部支部長 寺口依里
万陽だより
ホームぺージ支部長コラム
2022.2.26