先日 娘との電話のやり取りの中で、
思うようにならない子育てを
私に訴えて来ました。
私は娘に
「孫には孫の言い分があるんじゃあない?」
「もっとゆっくり時間をかけて
話しを聞いてあげたら?」
と、娘より孫のことが気になり、
娘の気持ちに共感することが
できませんでした。
すると娘は
「私だって子供の頃お母さんから
ゆっくりと話しなんか
聞いてもらって来なかった」
と、私の方に矛先を向けて来ました。
私は
「ごめんね。本当ね。
お母さんはどんな育て方をしてきたのかね」
とすんなり謝れている自分に少々驚きました。
すると娘は気持ちを落ち着け私を
責める言葉を言わなくなりました。
二人の子育てを終わり、
今は夫婦二人で落ち着いた生活を
させて頂いております。
振り返ってみれば、
私も子育て中の悩みや、
イライラなどを法座で聞いてもらったり、
結んでもらって反省し、
教えを学び、実践し、精進する。
そのことの繰り返しのお陰さまで、
娘が言って来たときに
「ごめんね」
がすぐに言える自分にならせて
頂けていると思います。
私なりに一生懸命に子育てを
してきたつもりですが、
実は、いつも仏さまに見守られ、
たくさんのサンガの皆さまに心を聞いて頂き、
お役を通して功徳を積ませて頂けたことが、
本当に有り難いことだったのだと、
娘とのご縁のおかげさまで
今月のご法話にある
「原点」に帰らせて頂くことができました。
日常の些細な出来事の中に
いつも仏さまが見守ってくださっている。
良いことを繰り返し実践することによって、
目に見える幸せだけでなく、
心が幸せになることを体験させて頂きました。
これからも サンガの皆さんと出会って、
心が嬉しく暖かくなるような話しを
たくさんしていきたいです。合掌
西大和支部長 吉田祐子
万陽だより
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2021.10.24