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まほろば 奈良教会長コラム

令和三年三月度 ご法話を学んで

2021.3.1

★佼成3月号「会長法話」をご拝読ください。

【佼成3月号】

(朗読 MP3

 

令和三年三月度 ご法話を学んで



日々ありがとうございます。
緊急事態宣言の解除要請の報道が
なされている昨今ですが、
奈良教会として今しばらくは
現在の取り組み方である自粛による
護持体制を継続することになりました。

しかし、注意深く状況と動向を精査し
役員の方々とも検討を
させていただきながら、
安心して精進できる状況になりましたら
段階的に布教体制を整えて参りたいと
願っております。

さて、三月は新たな出会いや
環境に巡り合うことが多い時期です。

立正佼成会としても三月五日の
創立記念日という意義ある月を
お迎えさせていただきます。

お慈悲を頂戴すると共に皆さまと
喜びの心を深めて参りたいと存じます。

また、これを機縁に教団の
創立の精神を今一度かみしめ、
開祖さまをはじめ先達の方々が
努力精進されたおかげさまを感謝で
受け止めさせていただきたいと存じます。

三月の佼成、会長先生のご法話
『信じて任せる心』を頂戴しました。

前項の「仏の立場で見る」では冒頭、
新たな環境に出会うことの多い時期に、
まずは、出会いの意味や尊さや意義を
お示しいただけたのではと存じます。

それは、「仏の立場で見る」ことで
新たな出会いに喜ぶばかりではなく
引き続き肩を並べる方々とも、
新たな気持ちで取り組むこととも言え、
信頼という人間にとって大切で
大きな功徳に気づける秘訣を
お教えいただいたように存じます。

更に言えば、だれもが幸せになる力を
持っていることを信じることは、
安心して日々を過ごすことにつながること
だとも受け止めさせていただきました。

それを、「嘱累品」での

「みんなが幸せになれるよう、どうか
みなさんに法華経の教えを伝えてください。
よろしく頼みますよ」

という仏さまから弟子である菩薩さまに
託される場面にあるように、
改めて仏さまのように相手の可能性を
信じる心を持たせていただきたいものです。

後項の「釈尊の信託と創立の願い」の中で、
「信」という字の組み合わせから、
人の言葉は「心のあらわれ」は
【マコトを意味する】
ことをお示しいただき、
誠意をもって言葉を発することは、
人を信じることや、
信じられる人になることにも
つながるともお教えいただきました。

しかしながら自身に置き換えてみても、
誠意の言葉の大切さや重要さの
理解はしているつもりですが、
なかなかできていないことに
大きな反省をしているところです。

ここで、浄土宗の藤井実応師の言葉にある

「まかせたる身は安らかで力強い」

には前項のおまかせすることの
安心は力強さにもなることと

「明るく生きてゆこう」

には元気に前を向いて
歩いていく様子が伺えます。

その大本は「アミダの中にともどもに」
にある仏さまという大いなる存在に
いだかれていることと
受け止めさせていただきましたが、
イメージとしては私自身が
まっすぐな道を元気にしかも
大きく腕を振りながら笑顔で歩んで
いるような様子を想像しました。

そんな心持ちで毎日
すごせるのだとしたら、
実感してみたいものだとお感じに
なられるのではないでしょうか。
皆さんはいかがでしょうか。

教えをお伝えすることで幸せになって
いただきたいという釈尊からの信託と、
開祖さまの信任を追い風にして
最後の二行にあるように

「まずは、前向きに心をととのえ、
神仏や人との絆を結ぶ
「信」を深めて参りましょう。」

という会長先生のお示しを創立の意義を
会員各家のおひとりお一人や
ご縁の方々などの皆さまと共に
かみしめ実感のできる精進を
してまいりたいと存じます。

合 掌
立正佼成会 奈良教会長 中村 浩士