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万陽だより

日々の活動のなかで感じた気づき、ふれあいを通していただけた喜びの一端をご紹介します。

ホームページ支部長コラム

2021.2.1



昨年と同様にコロナ禍での
修行は続いていますが、
今年は会員さんと玄関先で
たとえ数分でもお出会いしたいと願い、
主任さんと共にお年賀回りを
させて頂きました。

A会員さんがあることをきっかけに
教会から足を遠のいて
早三年になろうとしています。

その間幾度となくお訪ねしましたが、
ドア越しに対応してくださる
表情から笑顔は消え、
どうしてあの時もっと
寄り添う事が出来なかったのだろう。
私に出来る事はなかったのだろうか。
自己犠牲を意図わず
お役をイキイキされていた頃のAさんを
思うと心が苦しくなっていました。

お年賀でAさん宅を主任さんと訪ねました。
ドアを開けて下さり、
「よかったらお入りください」
との言葉に嬉しくてありがたくて、
拍子抜けしてしまいました。

案内されるままご宝前を参拝させて頂くと、
ご宝前も整い毎月転送させて頂いていた
本部配信も見てくださっていました。

たわいも無い会話の中にAさんの笑顔が
何年かぶりに垣間見れて
胸がいっぱいになりAさん宅を後にしました。

ありがたい出会いを頂けたのは
何故だろうと考えた時、
今まで私自身が変化しないAさんだと
決めつけ訪ねていた事に気づき、
先日はなんのとらわれもなくコロナ禍の中、
お手どりに歩けることが
ただただありがたくて
その心しかなかった自分の心の変化が
見えてきました。

以前「心は現象化する」
と教えて頂いたことがあります。
私の心が現象化するんだとしたら
いつもありがたい心でいられるように
精進したいと思います。
そして、今年は一軒また一軒と
丁寧に工夫しながら会員さんと
お出会いさせて頂きたくさんの学びを
頂ける一年にしたいと願っています。
ありがとうございました。
合掌
奈良支部長 川西康予