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万陽だより

日々の活動のなかで感じた気づき、ふれあいを通していただけた喜びの一端をご紹介します。

都村尚子先生のバリデーションの講演を聞いて

2012.4.5

弟家族と住んでいる母の認知症が少しずつ進み、


食べたいものや、行きたい所を尋ねても
自分の思いや気持ちよりも、何でもいい、
どちらでも良いと言うことが多くなりました。

法座で、ふれ合い方をお聞きすると、
母は物事を判断することが、難しくなっているので
言葉で何度も尋ねるより、
その時の表情や気持ちを汲んで
あたたかな手や、やさしいまなざしでふれて、
言葉の奥にある大切な声で、聴いていくことを教えて頂きました。

それは、人とのつながりも同じで、
言葉や条件ではなく、その奥にある心を見つめていきなさいと
病気の事で少し悲しい気持ちをしていた私の心が
あたたかくなった瞬間で、
母が娘にくれたプレゼントと受け止めています。

(I)

 

 

私は現在、義母と同居して6年になります。
ここ数年前から、認知症が徐々に現れ、最近では顕著になり、
私達とのコミュニケ-ションが難しくなってきました。

今回、都村先生の講演を聴かせて頂く機会を得、
家族の対応を改めて見つめ直す事ができました。

義母が発する言葉を、そのまま受け取って、腹を立てたり、
きつい言葉で応酬するのではなく、
義母の心の奥にある思いをくみ取って、
共感する事が大事なんだと、気づかせて頂きました。

これからは、極力 このことを頭において、
三人で生活をしていこうと思います。
有難うございました。                   合掌

(T)