お盆を機に、先祖への感謝を深め、
〝いま〟生きる喜び・真の幸せ
菩薩行で実感しよう
今月の会長法話のテーマは、
「先祖に感謝できる幸せ」です。
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盂蘭盆会の月を迎えさせて頂きました。
仏さまの教えを どう実践することが、
ご先祖さまへの感謝となるのでしょうか
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会長先生は、次のようにご指導くださっています。
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・私たちは、日ごろから親孝行や先祖供養を
大切にしていますが、みなさんは
「先祖を供養できることが
じつはこのうえなく幸せなこと」
という事実にお気づきでしょうか。
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お盆を迎えると、私たちは盂蘭盆会を催し、
命をつないでくださった先祖に
感謝の誠を捧げ、先祖が喜んで
くださるような人生を歩もうと、
人格を磨くことを誓います。
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・私たちはみな、両親を縁として
この世に生まれてきました。
そしてその親にも、そのまた親にも、
みなそれぞれ両親がいます。
見方を変えると、数限りない
先祖から命の「たすき」がつながれ、
いま私たちは連綿とつながる
命の最先端を走っているのです。
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そうした自分の命の尊さをかみしめ、
生かされているいまに感謝する
─ それが先祖供養の基本的な
意味あいだと思います。
「先祖のだれ一人が欠けても私は存在しない」
という命の奇跡を知る契機であればこそ、
先祖がほんとうに喜んでくださる
供養となるのです。
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・私たちが日常、人から喜ばれる
行ないをすることも、広い意味での
先祖供養といえます。そして、
先祖が私たちにいちばん望んでいるのは、
家族が仲よくし、まわりの人たちと
調和して生きることですから、
日々の小さな務めをおろそかに
しないことは、先祖に対する
何よりの供養に違いありません。
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・先祖供養とは、詰まるところ
自分の命の尊さをかみしめる機会と
いえますが、そのことによって
先祖への感謝の念が深まると、
私たちは自己のあり方や生き方を
真摯に見つめずにはいられなくなります。
その内省が一隅を照らす菩薩行の実践へと
結ばれるとき、私たちは生きる喜びと
真の幸せを味わうのです。
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仏さまの教えの本質からすると、
これが先祖供養によって幸せになれると
されるゆえんではないでしょうか。
開祖さまが、親孝行、先祖供養、菩薩行を
一つにくくり、ご教導くださった
理由もここにあります。
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・目の前の困っている人、
世界じゅうで苦しむ人のために
平和な世界を成就する
─ 「先祖」に対する、
これが、最大の供養です。
戦後七十年の今年は、そういう意味でも
命と平和の尊さをかみしめ、
一歩を踏みだしたいと思うのです。
まほろば 奈良教会長コラム
平成27年7月度実践目標
2015.7.1